牛革の高騰による値上げのお話

2014年4月1日

エイプリルフールの日にこんな事を書くと冗談と間違われそうですが、今日のこのお話は冗談のようで冗談ではありません。

実は牛革の価格相場がビックリするほど値上がりしています。

実は去年の４月に比べて我々の牛革の仕入原価はもうすでに３０％程値上がりしています。

去年の秋に一部の商品の価格を値上げさせて頂きましたが、それ以降も高騰が続き今に至り、今後の動向も分からない状況なのです。

そもそもバッグや靴に用する牛革というのは、北米や欧州などで食肉用として育てられた牛の皮を原皮とし、それを革の工場（タンナー）で鞣し（なめし）、加工され製品となって行きます。

最近の高騰の原因というのは、この原皮を中国が買い占めているのが原因と言われています。

中国は、あの大変な数の人口が急速な経済成長を背景に、革靴、革のバッグは勿論の事、自動車のシートは革、インテリアのソファーも革製品を買い求めているのが現状。

その為に世界中の牛革が強い資金力により集められ、高騰しているという図式になっていて、今後も中国が成長していく限りは値上がり続けるのではないかと予想できるのです。

話は大変長くなりましたが、ブランド立ち上げ当初より今まで、消費者の目線に立ち、良品廉価を心掛けて適正な販売価格の設定を行い、頑張ってきたlahellaですが、正直もう限界に来ていますので、６月以降よりそれぞれの商品の販売価格を１０００円～３０００円値上げさせて頂きたいと思っております。

消費税も８％になった今日でもあり、この内容を書くタイミングもどうかと思っておりましたが、出来るだけ早く告知しないといけないと思い書かせて頂きました。

恐れ入りますが、ご理解の上ご了承の程宜しくお願い致します。

2014年4月1日